中国せどり初心者が陥る落とし穴　知らなくてもアンダーバリューは違法です

アンダーバリューとは、貿易における不正取引の一つ。

関税の支払いを安く抑えるために、輸入通関時におけるインボイスの単価・金額等を実際の取引上の金額よりも安く表示させ、
後日実際の取引上の金額にて送金すること。
一種の脱税であるため、刑事罰の対象となる。（Wikipediaより抜粋）

注意すべきパターン　3選

①サンプル品を輸入する場合

サンプルの場合、無償でもらうものに関しても、INVOICEの価格には、
実際サンプルをもらった価格にして。「NO COMMERCIAL VALUE」と記載をします。

基本的には輸入品の全てに関税は掛かりますので、しっかりとした金額を記載しましょう。

（サンプル品で正直価格がわからないと言って、安くつけすぎるのもNGです。
税関側は品名毎に輸入価格の平均的な値段を把握しているので、検査対象になってしまいます。）

（※サンプルの場合、製品名を書くのではなく
「plastic plate」「aluminium bar」といった用な、単価の安い書き方をするとごにょごにょ・・・）

②セット品の記載の場合

サンプルで多いのですが、複数種類のサンプルを１SET　で　「単価500円」とまとめてINVOICEにまとめるパターン。
これも危険が大きいです。

前述したとおり、輸入品の関税はHSコードによって振り分けされています。
セット品の場合は入っている中身の要素によってHSコードが違う場合があり、検査対象になりやすい傾向があります。
（その為、きちんと品目毎に分解して明記するように指示しましょう。）

③航空運送会社を使う場合

航空運送会社には、DHLやFEDEX,UPSやSFエクスプレス等がありますが、
これらの業者は通関業務まで一貫して行ってくれます。

（まだまだたくさんあります。
その事自体は、宅急便を送る感覚で何もしなくても自宅まで海外から荷物が届くのでいいのですが、
INVOICEの状態が、荷物が届いてから気づく事が圧倒的に多いです。
その場合は、日本での通関が終わってしまった後なので手遅れになってしまいます。

（基本的に海外側もこちらからの注文や注文書が無いと輸出出来ないのですが、）

アリババ等ECショップで買った場合は、航空輸送がほとんどかと思いますが、
しっかりと事前にINVOICEを送付してもらって確認しましょう。