こんにちは。
みなみです。
12月の年末商戦と、夏のシーズンに向けての商品開発のやり取りで、
前回の記事から1か月近く空いてしまいました・・・
今開発している製品が金型を新規で作らないといけない製品で、
3Dプリンタでモック作成を2回行い、金型を作って試作品作成とバタバタでした・・・
何とか形になったので、春先くらいからの販売が楽しみです。
《みなみの小話‐商品開発ってどう行われているの?- 製造技術編》
今みなみが開発している金型を使う製品や特に繊維系製造の技術的部分がどう商品開発に結び付いているかも
いつかは解説していければなと思います。
さわりだけ話すと、
例えば、最近必須のマスクに使われている不織布も製造方法はたくさんあって、
スパンボンド、サーマルボンド、ニードルパンチ、メルトブロー等他にもまだあります。
マスクはスパンボンドとメルトブロー(ウイルスをブロックする層)
で作られた不織布を3層や4層にして製品化されています。
製造方法毎に、商品特性が変わったり、生産量の最低ロットが変わったりします。
新しい商品を作るときは、こういった製造方法を理解していると、
市場に出回っている製品とは違うアイデアが出てきます。
マスクを例にして言えば、スパンボンド層のみで作られたマスクや、ガーゼ製、ウレタン製のマスクは
ウイルスをブロックする機能は基本的はありませんが、市場にはたくさん出回っています。
製造方法とこの事実を知っている人が、
スパンボンド層のみで作られた製品、ガーゼマスク用、ウレタン用に、
スパンボンド製ペーパーフィルターのような製品を開発したりしていますね。
わざわざマスク化までしなくて、生産したメルトブロー層をそのままカットして
売るだけなのに、高単価で販売する事に成功しています。
このように製造方法を知っていることは製品開発にとっては大きな強みになります。
前段が長かったのですが、
前回の記事はラクマートに丸投げして購入してしまっている人は、
不良率を下げる事で仕入原価をさげて利益を出していきましょうという記事を書きました。
まずはおさらいしてみましょう!
中国簡易OEM輸入でラクマートをはじめとする輸入代行会社を使っている人は
原価を分解すると以下の項目に分かれると思います。
《原価の種類一覧》
①製品代金 →商品によりけり(アリババや1688.com)
②パッケージ代金・検査費用(不良廃棄費用含む)
③国際運送費 ⇛ 今日はここ!
④輸入(ラクマート)代行手数料
⑤関税
⑥国内運送費
⑦Amazon手数料
⑧広告費用
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※上記申込から30日間なのでしっかり、商品リサーチをして商品を選んでから登録するようにしましょう!
船便と航空便の特徴をよく理解しましょう!
ラクマートで輸入するとき納期の差はどのくらい??
通関リスクは船便、航空便どちらでもあるのですが、大体開梱検査になると1週間くらいかかります。
(ひっかかった内容にもよるので一概には言えませんが。)
通関ってなに?って人はこの記事を読んで見ましょう!
《FCLを使えるようになったら代行業者からは卒業??》
FCLというのはFull Container Loadといってコンテナ1本貸し切りで輸入する輸入形態の事を指します。
中国(上海港)⇛日本(東京港)まで20Fコンテナで輸入した時、ざっくり輸入諸経費込みで25万円くらいで輸入できます。
20フィートは約30㎥なので、1kg当たり約2.5元ほどになります。
ここでラクマートの海上便の運送費を見てみると、1kg辺り7.5元/kgとなっています。
さらにここに輸入諸経費がかかります。
約3倍違います!
もちろん、ラクマ―トの価格はFCLを前提にしていない価格だと思うので交渉次第では安くなると思うのと、
代行してもらっていた部分は全て自分でやらないといけないので工数はえらくかかります。
但しそれを差し引いても、FCLを使えるようになったら代行会社の卒業を検討してみるのもありかなと思いますので
ぜひ頭の片隅に置いときましょう!
(初心者が安さで選んで自分でやるのは相当骨が折れるので、始まりは代行会社に。)
発送できるもの出来ないものが違う
香水、ヘアケアトニック、マニキュア、花火、アルコール飲料、モバイルバッテリー、
電子タバコ、スプレー缶などは輸送できません。
※そもそも輸入できないもの、制限品についてはこちらの記事から!
運賃を計算する時の単位が違う!
航空便は重量と容積重量いずれか重い方が基準
船便は容積(1m3辺り)
重くて容積が小さいものほど海上輸送が便利になる!
逆に、軽くて小さいものは航空便を選んだ方が、機会損失を考えるとよい!
それでは実際比較してみましょう!
海上便の1m3に合わせる場合何個買えばよい??
記載が無い場合はチャットで問合せしましょう!
今回は記載があり、34.2cm×31.4cm×13.8cm=0.01481954m3 1m3÷0.01481954m3=67.47
なので67個でちょうど1m3という事になります。
67個買った時の運賃を計算してみましょう!
OCS(ラクマート価格)
重量 | 0~0.5kg | 1kg | 2kg | 3kg | 4kg | 5kg | 6kg | 7kg | 8kg | 9kg |
送料(元) | 95 | 110 | 140 | 170 | 200 | 230 | 260 | 290 | 320 | 350 |
重量 | 10kg | 11kg | 12kg | 13kg | 14kg | 15kg | 16kg | 17kg | 18kg | 19kg |
送料(元) | 380 | 410 | 440 | 470 | 500 | 530 | 560 | 590 | 620 | 650 |
重量 | 20kg | 20kg以上 |
送料(元) | 680 | 22元/kg |
FBA直送専用船便 1箱 20KG、三辺合計150cm以内
FBA 物流センター | 1~5/m³ | 6~10/m³ | 11~15/m³ | 15/m³以上 |
NRT1(市川FC)
NRT2(八千代FC) NRT5(川越FC) HND3(川島FC) FSZ1(小田原FC) KIX1(堺FC) KIX2(大東FC) NGO2(多治見FC) |
1300元/m3 | 1200元/m3 | 1100元/m3 | 900元/m3 |
HSG1(鳥栖FC) | 1700元/m³ | 1600元/m³ | 1500元/m³ | 1300元/m³ |
《製品の重量》
67個×15.5kg=1038.5kg
《航空便海上便比較》
FBA直送専用船便の場合 1300元×17.17円/元=22,321円
OCS便の場合 22元/kg×1039kg×17.17円=392,471円
370,150円も海上便の方が安くなるんです。
OCSと海上輸送便はうまく使い分けよう!
OCSを選ぶポイント
・季節商品を扱い、とにかく納期が急ぎなとき(20日前後の機会損失額が大きいもの)
⇛1日100個売れるもので考えると、20日だと2,000個の機会損失になるので、夏物、クリスマス、ハロウィン用品は迷わず航空便を選びましょう。
・1m3にするとロット数が大きくなってしまうもの
⇛例のダンベルはある程度サイズがあったので67個で済みましたが、タオル等薄物は特に1m3でもかなりの枚数になるので、
自分で計算して判断しましょう。
まとめ
全ての担当が貿易に詳しいわけでは無く、備考欄に納期最短希望と書いてあれば、運賃が高くても航空便を選ばれてしまうと思います。購入前の段階で販売時期から逆算して航空便、海上便どちらも選べるような余裕を持ちましょう。一刻も早く手元に商品が来て、早く売りたい!という気持ちはとてもわかるのですが、
原価は下げられるだけ下げて初回はスタートしましょう。
最初の原価確定の段階で失敗がきまるケースがほとんどです。
考えてみてください。
競合している製品が、FCLで輸入してきたとしたら1m3は約8500円です。
ラクマートだと、22,321円。
ダンベルだと1個当たり209円当たり原価が違うという事です。
販売価格が高ければ大した差ではないですが、売価が1000円近いものなら
20%違うという事です。
OEMの利益は大体粗利で40%くらいが平均だと思います。
その中の20%というとインパクトは大きいですよね。
なのできちんと原価は計算して絞る所は絞る。
みなみの原価低減記事はこれで3つめですが、製品によってはかなり原価を下げられる商品もあると思います。
1つずつコツコツ潰していきましょう。
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